こんにちは。安田です。
皆さん、革の傷についてどう思いますか?
傷はない方がいい?
傷があるものを使うのは恥ずかしい?
傷があるのってアウトレット品じゃないの?
こんな声が聞こえてきそうですが、本当にそうでしょうか?
では、今までの人生で怪我をしたことのない人。蚊に刺されたことのない人いますか?
いたらすごいですよね?動物ももちろん同じです。
ましてや人間のように衣服を身にまとわず、常に危険と隣り合わせの彼らが怪我をしないわけありませんよね?
じゃあ世の中にある傷のない革製品は何なんですか?
と思いますよね。
もちろん傷が少ない革もたくさんあります。それを使って作られたのかもしれません。
しかし、ほとんどのそれは、傷を避けて裁断し、傷のある部分は捨てている。もしくは、傷が隠れるように顔料なんかで塗装して化粧してあるはずです。
では、なぜ傷があることがいけないのでしょうか。
僕は消して傷がある革が悪い革だとは思いません。
こんなことが考えられます。
・傷があると販売員さんが売りにくい
・傷があることでクレームが起こるかもしれない。それに対するリスクヘッジ
でもこれって売る側の問題ですよね?
世の中には、傷が入っていればいるほどカッコいい革が存在します。
それがKUDU(クーズー)と呼ばれる動物の革です。
傷がないところを探す方が難しいほどびっしりと傷があります。
それが何とも言えないワイルド感。。
男心をくすぐる佇まいです。
なんでこんなに傷だらけかって?
それは彼らがこんな動物だからです。
アフリカに生息する大きな角を持ったウシ科の動物KUDU
大型肉食動物に追われる過酷な日々を過ごす彼らには怪我は付き物ですよね。
そんなKUDUをオイルレザーに鞣したものをGrande uomoではギターストラップに加工している。
質感としては牛革の強さとカモシカのしなやかさを併せ持ったような質感で、表面はしっとりオイル感がありそれぞれに刻まれた傷が最高にカッコいい革です。
どんなKUDUストラップが届くか楽しみにオーダーしてもいいし、大阪の工房までオーダーに来ていただければその場で革を選ぶことも可能です。
最後までご拝読いただきありがとうございました。
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