水に濡れたら乾く前に濡らせ!こんにちは。安田です。さて本日のテーマは【革のメンテナンス】についてです。ギターストラップですが、長く使っていただく為に何点か注意すべきことがあります。(ここでは、あくまで弊社のギターストラップに限ります)①革に水は厳禁!?というお話から皆さんは革に水は絶対にNGだと思っている方がほとんどだと思います。「え?違うの!?」という声が聞こえてきそうですが実際はそうでもないんです。前回までの記事で革のなめしの話をしましたよね?革のなめしには大量の水を使うって書きませんでしたか?そう、革を作るときにそもそも水を使うぐらいなので水が必ずしも厳禁というわけではないんです。どちらかというと、水に弱いのは革そのものではなく、表面の加工に影響を及ぼし...17Aug2024革について
傷は生きた証。ワイルドレザー【KUDU】とはこんにちは。安田です。皆さん、革の傷についてどう思いますか?傷はない方がいい?傷があるものを使うのは恥ずかしい?傷があるのってアウトレット品じゃないの?こんな声が聞こえてきそうですが、本当にそうでしょうか?では、今までの人生で怪我をしたことのない人。蚊に刺されたことのない人いますか?いたらすごいですよね?動物ももちろん同じです。ましてや人間のように衣服を身にまとわず、常に危険と隣り合わせの彼らが怪我をしないわけありませんよね?じゃあ世の中にある傷のない革製品は何なんですか?と思いますよね。もちろん傷が少ない革もたくさんあります。それを使って作られたのかもしれません。しかし、ほとんどのそれは、傷を避けて裁断し、傷のある部分は捨てている...13Aug2024革について
G-Standardは全てのスタンダードこんにちは。今回は革のお話。Grande uomoのレザーストラップのスタンダード【G-Standard】についてです。まずは革の写真をドーン13Aug2024革について
G-Premiumについて日本一の革の産地姫路。その姫路でまるで姫路城を思わせるような白なめし革をつくる、革職人がいる。新敏製革所の新田眞大さんだ。ある日そんな彼から一本の電話が『面白い革が出来たから見においで。』胸を躍らせ、大阪から車で姫路まで。そこには日本で彼しか作ることのできない最高の鹿革があった。『白なめし革の作り方で豆のタンニンを使って作るんや。だから他の者には作られへん。』なるほど。確かに白なめし革のようなミルク色に優しい色なわけだ。そして最も驚いたのが、白鞣し革にはないモチモチとした手触り。通常タンニン鞣しの革はコシがあってしっかりとしている。そしてタンニン鞣し特有の色の経年変化が楽しめる。新田さんは言う「この革はな、普通のタンニン鞣しと違う。...13Aug2024革について
僕たちには革の魅力を伝えていく使命がありまして(その2)こんにちは、安田です。前回姫路には皮革産業が栄えているというお話しさせていただきました。今回はもう少し深堀していきます。姫路の伝統皮革【白鞣し革】ってご存じですか?おそらくほとんどの方が初めて聞くワードだと思います。実際、革のプロである僕ですら10年前は聞いたこともありませんでした。しかし実は、この白鞣し革こそが日本の歴史上最も活用された日本の皮革のルーツだったのです。1000年以上昔から伝統的に鞣されてきた姫路の白鞣し革。原料となる鹿の皮を川水に漬け、毛根部に発生するバクテリアの酵素の力で脱毛し、塩と菜種油を使って揉みあげ、天日で干す方法で鞣す。しかし川の水温や気温が高すぎると革にダメージを与えてしまう。常に自然相手の大変な仕事。...13Aug2024革について
僕たちには革の魅力を伝えていく使命がありましてこんにちは。Grande uomo代表の安田です。写真でいうと真ん中の大きな人です。僕たちは【革】を生業にしています。皆さんは革製品ってお使いですか?財布やバッグ、家具や車など身近なものに使われていますよね。でも何気なく使っているだけで普段この革という素材について考えたりはしないですよね。今日はそんは革についてのお話です。【革を皮と書くのは間違い!?】たまに革のことを皮と表記されているのを見ますがこれは間違いです。え?動物の皮膚だから皮でしょ?と思う方もおられると思いますが正しくは【皮革】と言います。動物の皮膚を皮革にすることを鞣す(なめす)と言い、鞣す職人さん(工場)をタンナーと呼びます。つまり、僕たちが日ごろから当たり前に革を使...13Aug2024革について